開会前のレッドカーペットには篠原、塚本監督、SHIHOをはじめ、2018年平昌オリンピック銅メダリストのアイススケーター、シブタニ兄妹らも登場し華やかさが漂った。
ジャパンハウス・ロサンゼルスの海部優子館長は「今日も嫌がらせ弁当」について「感動を与える作品」と語り「上映後はきっと泣いていると思うから私の顔を見ないで」とユーモアを交えてあいさつした。
「今日も嫌がらせ弁当」は、シングルマザーと反抗期の娘が弁当を通じて交流する様子をつづり、ブログから書籍化もされて人気を集めた同名エッセイを映画化した作品。
上映後のQ&Aで塚本監督は「隣で『ターミネーター』が公開されている劇場で自分の作品を上映できて幸せ」と映画の都ハリウッドでの感想を語った。
映画の中の主人公が「キャラクター弁当」を作るように自身の子どもにも「キャラ弁」を作るという篠原。「ハリウッドで共演したい俳優は?」というオノの問いには「ブラッド・ピット」と恥ずかしそうに答えた。
篠原の歌手時代の7本目のシングルに携わったロサンゼルス在住の音楽家松本晃彦さんは「あの涼子ちゃんがお母さん役を演じるようになるとは」と驚いた様子で語った。
ユニオンバンク小東京支店のポール・アベ支店長は学校へ弁当を持って行った経験を問われると「(映画に出てきたような凝った弁当ではなく)いつもサンドイッチだった」とほほ笑みながら答えた。
映画祭は3日間開催され、観客1500人を動員した。【麻生美重、写真も】