テラサキ武道館で日系リーグの説明とLA五輪へのメッセージを語るコサカさん
 
コサカさんがデザインした、ひらがなの「あ」を用いたエンブレム
2028年ロサンゼルス五輪・パラリンピックの組織委員会は1日、大会のエンブレムを発表した。上下に組み合わせた「LA」と「28」の文字を黒の太字で統一する一方、ロサンゼルスの創造性や多様性を示すために「A」のデザインはデジタルのアニメーション化し次々と切り替わる「変化するエンブレム」が初めて採用された。大会まで8年あり、「新鮮さを失わないように」との思いも込めた。

 「A」のデザインの考案には、陸上女子短距離五輪メダリストのアリソン・フェリックス、女子サッカーのアレックス・モーガン(ともに米国)や、デザイナーらが参加。Aの代わりにひらがなの「あ」を用いた日系4世アイダン・コサカさんのデザインも採用された。 

テラサキ武道館で日系リーグの説明とLA五輪へのメッセージを語ったコサカさん
 コサカさんは、今春卒業したラパルマのケネディ高校でバスケットボール部に所属し、日系リーグでも活躍する。作品はデジタルを駆使して、バスケットボールを持った「あ」の文字が、パスを出したり受け取ったりしている。
 YouTubeで公開中のコサカさんの紹介動画は、小東京に建設中で完成間近のテラサキ武道館内で撮影され、コサカさんは日系人とバスケットボールの深い関係の説明とLA五輪へメッセージを送っている。「バスケットボールは日系コミュニティーの結束に寄与し、そのため日系リーグが今日まである」と、長年続く意義を強調。五輪については「世界中の人々が団結し、成功を納めてほしい」と、期待を寄せている。
小東京でバスケットボールのロングシュート(写真上)とダンクシュート(同下)を披露するコサカさん

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