ミサトはユーチューバーの動画に没頭する(©TYO Monster)
 ハリウッドで10月30日〜11月1日にオンライン開催された日本映画祭「JAPAN Connects Hollywood Japanese Film Festival」の入賞作品の一部が、7日間無料試聴のできる「dライブラリジャパン」のチャンネルで、期間限定で上映されている。同祭 で「フィルミネーション賞」を受賞した2作品がただ今配信されているので、ぜひアクセスしてほしいと、同賞を設定したフィルミネーション社が呼び掛けている。

 同映画祭は昨年にハリウッドのTLCチャイニーズシアターを借り切って開催された「JAPAN CUTS Hollywood 2019」を発展させ、今年は日本の映画人とハリウッドを文字通りコネクトすることを主眼とした。新型コロナウィルスのために今年度はオンラインで開催された。

独特な感性で描かれた愛の物語「写真の女」©Pyramid FIlm Inc.
 フィルミネーション賞は、日本の映画を海外のVOD(Video On Demand =動画配信サービス)に販売するフィルミネーション株式会社(横浜市、金丸洋明代表)が昨年から映画祭のオフィシャルスポンサーとなり設置した賞で、才能ある映画監督やクリエイターが世界へ飛躍していくことへの支援と、日本のより良いコンテンツを世界へ広めることを目指す同社が、世界で活躍できる可能性の高い注目の映画クリエイターと、世界中の多くの人に認められるであろう優秀な短編・長編を選出している。
 今年の受賞作、八幡貴美監督の「MELT」と、串田壮史監督の「写真の女」の2作品が視聴できるのは、北米で日本作品の動画配信サービスを提供するdライブラリジャパンのコンテンツ。「写真の女」は30日まで、「MELT」は12月23日まで配信が行われる。
 まだ会員でない場合は、視聴するためにdライブラリジャパンのウェブサイトから新規登録が必要。7日間は無料で楽しめる。コンテンツの視聴を続けたくない場合は7日以内に解約すれば課金されない。
 dライブラリジャパンのウェブサイト—
 https://dlibjapan.net/signup
 写真の女 写真レタッチャーの械は生まれてすぐ母親を亡くしてから女気なしで一人孤独に暮らしていたが、ある日、キョウコという女と不思議な出会いがある。独特な感性で描かれた愛の物語。60以上の国際映画祭に招待され15以上の授賞を得た傑作は「地球は青かった」(2015)、「声」(2017)など短編作品で数々の映画賞を受賞し、高い評価を得てきた串田壮史監督の長編映画監督デビュー作。来年1月より日本で公開予定。
 トレーラー—
 https://youtu.be/-2NFfNtwT1Q
 MELT 引きこもりのミサトは父と2人暮らし。母親の影はない。父を疎んじるミサトの唯一の楽しみは、ユーチューバー「メル」の動画に没頭すること。そんなある日、ミサトが父に抱いていた思いが現実のものとなる。
 トレーラー—
 www.youtube.com/watch?v=hunzSNNgf0Q&feature=youtu.be

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