パシフィック太鼓センターによる力強い太鼓演奏
 ハワイのパシフィック太鼓センターと太鼓アートセンターは22日(土)午後8時半、ホノルル・ダウンタウンにある歴史的なハワイ劇場から、太鼓公演「雨・Ame・地球の涙」を生配信する。ケニー遠藤主宰の太鼓センターは、畏敬の念を起こさせる太鼓の演奏で25年以上にわたりハワイの聴衆を楽しませている。

米国で最も優れた太鼓アーティストの1人であるケニー遠藤
 45年のキャリアを持つ太鼓奏者のケニー遠藤は米国で最も優れた太鼓アーティストの1人であり、太鼓奏者を志す者の道を切り開いてきたこのジャンルの先駆者である。日本の古典的な太鼓である邦楽囃子で名取を授与され、日本国内において最初の外国人として認められている。和太鼓の芸術形式を全国に広めるだけでなく、世界中を旅して東西を融合させた創作音楽を披露してきた。最近では、遠藤の音楽はホノルル・フェスティバル25年の歴史に関するドキュメンタリーでも取り上げられた。
 数々の賞や称賛を受けている太鼓の演奏家、作曲家、指導者であるケニー遠藤は、日本の和太鼓と和のリズムを他文化と融合させた第一人者のである。
 主催の太鼓アートセンターは教育、保存、コラボレーション、革新を通じて、日本の太鼓の芸術への理解促進を図るNPO。パシフィック太鼓センターはホノルルを拠点とする伝統的および現代的な和太鼓の学校として1994に設立。パンデミックが発生して以来オンラインクラスを提供しているが、可能な限り対面式のクラスに戻ることを切に望んでいる。
 公演の題名でもある「雨・ Ame・地球の涙」は、遠藤が米国同時多発テロ事件の犠牲者追悼のために作曲した創作楽曲だが、この公演では多様な背景を持つ人々への人種差別問題、増悪と暴力に対しての問題定義を投げかけ、解決へ向けての取り組みを推奨する目的をテーマとして演奏される。
 「和太鼓音楽は問題に対して前向きな変化と刺激を与えることに役立つ。さまざまな芸術形態が互いの多様性と精神を尊重し合い、そして一つにまとまる演奏会を通して、愛と創造性が否定的思想に対抗し、打ち勝てると信じている」と述べる
サックス奏者のトッド・ユクモト
主催者はこぞっての視聴を呼び掛けている。
 パフォーマンスは、昨年3月にパンデミックが始まって以来、最初の主要なイベントとなる。イベントは寄付金によって運営される。配信リンクへのアクセスには登録が必要。
 当日の演奏者は、ケニー遠藤とパシフィック太鼓センターのほか、特別ゲストにピーター・ロックフォード・エスピリツとタウ・ダンスシアター(フラダンス、創作舞踊)、トッド・ユクモト(サックス、フルート)、エイブ・ラグリマスJr.(ウクレレ、鉄琴、ドラム)、ナワヒネ・ランジロッティ(チェロ、声楽)が共演する。
 参加費は任意(無料から可)。参加申し込み登録(チケット予約)は電話808・528・0506。
 またはウェブサイト—
 www.bit.ly/AmeTearsoftheEarth
 https://www.hawaiitheatre.com/upcoming-events/
 詳しくは—
 www.taikoarts.com
 ケニー遠藤の公式サイト—
 www.kennyendo.com

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