8月1日に高野山米国別院で催される原爆犠牲者の追悼式「原爆忌」

 高野山米国別院は8月1日(日)午後2時から、原爆犠牲者の追悼式「原爆忌」を開催する。これまで米国広島・長崎原爆被爆者協会(ASA)と高野山米国別院の共催で行われていたが、昨年に続き世界的に猛威を振るうコロナ禍の影響で、来賓および関係者の参加は見送られる。
 本年の原爆犠牲者追悼法会は「平和の灯火(ピースフレーム))」が安置されている高野山米国別院主監の松元優樹師と教会教使、そして別院理事幹部により、76年前の世紀の悲劇をしのび執り行われる。またASAからは、事前に撮影された法会の模様とメッセージが配信される。
 平和の灯火は、広島市平和祈念公園の「不滅の灯」から採火されたもので、1989年に、当時のトム・ブラッドリー市長の手により公式に同市が受理した。しかし、市側の保存場所が確保できず、その後高野山米国別院に移されており、現在、爾来同別院開教師によって毎朝祈念されている。
 広島の平和公園にある不滅の灯は、戦後まもなく原爆犠牲者追悼のために和歌山県高野山奥ノ院にある「貧女の一燈」から広島市に分燈された。
 法要の詳細は、電話213・624・1267(別院事務所)。配信の詳細は、電話310・408・7444(ASA清野さん)。

広島・長崎原爆犠牲者追悼式
8月7日、オンラインで開催
被爆者アライさんが講演

 米国広島・長崎原爆被爆者協会(ASA)は、8月7日(土)午後5時から第76回広島・長崎原爆犠牲者追悼式を開催する。今年も昨年に続きオンライン会議システム「Zoom」で行われ、ロサンゼルスの高野山別院主監の松元優樹師により法要が営まれる。ゲストスピーカーとして、被爆者のサトル・アーネスト・アライさんを迎える。
 1945年8月6日に広島で、9日に長崎で原爆が投下され、犠牲者の中には、戦時中に日本に住んでいた日系米国人も含まれていた。
 ウェビナーへの事前登録—
 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_fbJIGksqTLyEcqPOmT9bFg
 登録後に参加情報を含む確認メールが送られる。

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