
米国国勢調査局が24日に発表した人口推計によると、ロサンゼルス郡でパンデミックの最初の年に人口が大幅に減少していることが分かった。カリフォルニア州の住宅価格の高騰や在宅勤務の増加などの要因が人口動態に大きく影響しているという。米メディアが報じた。

調査では、パンデミックが始まった2020年の7月1日から翌年7月1日までの期間に、カリフォルニア州やニューヨーク州などの大都市圏住民の多くが都市部を脱出していることが明らかになった。特にロサンゼルス郡の人口減は全米でも群を抜いており、人口は998万9165人(20年7月1日)から982万9544人(21年7月1日)に変化した。その減少数は15万9621人と全米の郡の中で最も多かった。
カリフォルニア州ではこの1年間に死亡者数よりも出生者数が多い「自然増」を記録している。また外国からの移民が増加しているものの、何万人もの住民の転出による損失を上回るには至らなかった。専門家によると、コロナ禍と住宅価格の高騰が大都市からの移住という傾向を強める要因になった。
リバーサイド郡やサンバナディーノ郡など、南カリフォルニアの中でも住環境が手頃な地域は郡外からの移住者も含め成長を遂げている。リバーサイド郡は、アリゾナ州マリコパ郡とテキサス州コリン郡に次いで、全米で3番目に人口の増加が多く、約3万6千人が新たに居住した。
人口統計学者のウィリアム・フレイ氏は、ミクロ地域の拡大と大都市圏の人口の減少については「明らかに分散が起きているが、それは一時的なものだと思う」との見方を示し述べている。
