
サクラメントのスタンフォードマンションで29日、カリフォルニア州最高裁判所初のラテン系女性判事となったパトリシア・ゲレロ氏の宣誓式が行われた。同氏の登用は、先週行われた司法指名委員会で全会一致で承認された。
タニ・G・カンティル=サカイエ最高裁判事は「われわれとカリフォルニア州の未来にとって歴史的な出来事だった。当然の人事である」と述べた。同判事によると、ゲレロ氏の登用により、7人の判事から成る裁判所において女性は4人となり多数派に返り咲いたという。
ニューサム州知事は「ゲレロ氏が州初のラテン系女性最高裁判事となったことは、個人的に素晴らしい昇進を果たしただけでなく、生まれや何者かを問わず『夢は必ずかなう』というカリフォルニアが持つ可能性を体現した」と述べた。また「ゲレロ氏の才気、誠実さ、勤労意欲、豊かな洞察力は、法廷に計り知れない貢献をもたらしてくれるはずだ」と語った。
ゲレロ氏は現在50歳。メキシコ系移民の子女として農業地帯のインペリアルバレーで生まれた。米国連邦検事補、大手法律事務所のパートナー、裁判官を歴任し、2017年からは第4地裁第1部の準判事を務めていた。
ゲレロ氏は「州の最高裁法廷の席に着くことを大変光栄に思う。私がここにいるのは、両親と祖父母の勇気、犠牲、闘争の結果である。彼らは米国での生活は簡単ではないと承知の上で、しかし他の多くの人々と同じように、子どもたちの明るい未来のため、アメリカンドリームの追求など希望を持ってこの国にやってきた」と述べた。また「法の支配を守り、全ての州民に法の下の平等な正義を保障するために尽力したい」と抱負を語った。
同氏は、21年10月31日付けで退任したマリアーノ・フロレンティーノ・クエヤール準判事の後任となる。
