去年の検眼で白内障の悪化が分かり、先月目の手術を受けた。年を取った人が通る道なのか、僕も高齢者の仲間入りである。だが周りの経験者が言うように、視野が明るくなったのはうれしいかぎりだ。
 今まで薄暗く見えていた景色がはっきり見えるのは気分がいい。新しく入れたレンズのせいか、ガス台の炎も赤っぽく見えていたのが青みがかって見える。これでいいのかどうか知らないが色彩が広がって見えているのかもしれない。
 視力などの調整ができていないせいか、明るくはなったが焦点がまだ合いにくい。これもじき治るだろう。
 目の手術後は眼圧を上げないために下を向かない、また重い物を持たないようにとの注意事項を伝えられる。気を付けよう。
 何はともあれ、今一番困っているのが目ではなく右肩の痛み。何かの拍子に痛めてしまったようだ。俗に筋をひねったという状態か。ある朝目を覚ましたら肩から手首まで、ズキズキと痛む。ちょうどコンピューターのマウスやキーボードを操作する位置や角度が一番痛く、ただでさえ集中力が鈍っているのに痛くて集中できない。
 隣人に近所の鍼灸(しんきゅう)医院を教えてもらい、さっそく予約を取って訪れてみた。いろいろと話を聞いてみたが腱鞘炎と五十肩だろうと、その治療をしてもらう。もちろん一発で治るわけはないので数日おきに治療してもらっている。
 最初の頃は少し強めの鎮痛剤も併用していたが、最近はだいぶ治まってきている。
 以前にも時々五十肩を患ったことはあるが、今回は最悪だった。気を付けなくてはいけないのは、右手をかばうあまり左に負担をかけないようにすること。分かってはいるが「ついつい」ということがある。これで左肩まで痛めたら笑い事ではなくなりそう。「マジ、超ヤバ」状態は願い下げだ。
 70歳過ぎて再度の五十肩。痛いのは嫌だが、70から50へと20歳も若返ったと思えば気も楽かな。痛いけど。(徳永憲治)

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