
トーレンス市のジョン・カジ議員は1月23日、岩手県奥州市と岡山県備前市との友好都市提携を提案した。カジ氏は「両市はロサンゼルス・ドジャースと契約した大谷翔平選手と山本由伸選手、2人のスーパースターの出身地だ」と説明し、「今行動を起こすことでトーレンスはロサンゼルス地域のどの都市よりも先手を打つことができる」と述べた。

カジ氏が提案する2市との提携によるメリットには以下のようなものがある。
・日系の野球ファンがロサンゼルスまで足を延ばして両選手を応援に来ることを見越し、トーレンスを応援拠点として確立する。
・野球に関連した訪問者増大による消費税収入の増加。
・(大谷選手の契約期間である)今後10年間、トーレンスを海外からのファンのための中心地として位置付ける。
・米国の野球ファンが訪日して両選手のふるさとを訪れるように奨励する。またトーレンスのリトルリーグチームが参加する少年野球の交流プログラムのような企画を模索する。
・ドジャースとトーレンス市が協力して両選手を祝うイベントを開催するなどし、さらに2028年のロサンゼルス五輪に向けてスポーツチームや新たな投資を呼び込めるように位置付けを強化する。

トーレンス市議会は提案に同意し、職員に対し友好都市申請手続きを進めて奥州市と備前市に働きかけることを要請した。今後の進展は両市からの返答次第となる。
カジ氏は「トーレンスは日系米国人や日本人駐在員が多く住むコミュニティーで、日系スーパーマーケットやレストランがあり、サポート体制が充実しているので、日本人観光客にとって最適な目的地である。ドジャースと協力しトーレンスで『大谷翔平デー』を開催することを楽しみにしている」と述べた。
トーレンス市は現在、千葉県柏市をはじめ、韓国(1市)、台湾(2市)と友好都市の関係を結んでいる。
