大リーグのシーズンが盛り上がりをみせている。地元ドジャースのホームゲームがある日は小東京の大谷グッズ販売店がにぎわい、日本から観戦に来た熱狂的なファンの姿もある。日本人選手らの活躍を目に焼き付け、球場の熱気を存分に体感していってほしい。
大リーグにおける日本人選手のパイオニア、ドジャース・野茂英雄氏がサンフランシスコでのジャイアンツ戦でデビューしたのが30年前の5月2日だと報じられた。偉大な先駆者の功績をたたえ、それに続く日本人選手の活躍に大きな拍手を送りたい。
この30年間で私もかなりのドジャース・ファンになった。選手それぞれに親しみを感じて声援を送り、素人ながら野球の知識を深めている。興味深いのが大リーグにある暗黙のルール。例えば、7回近くまでノーヒットの好投を続ける投手にチームメートがダッグアウトで話しかけない風習は、最初見た時は「なぜ誰も声をかけてあげないのだろう」とけげんに思ったが、運を逃がさないためのジンクスだそうだ。
野球といえば、わが母校のカリフォルニア州立大学フラトン校はNCAAディビジョン1に所属する野球強豪校で、卒業生にはドジャースで長年プレーしたジャスティン・ターナー、エンゼルス時代に大谷投手とバッテリーを組んだカート・スズキ、先々週ドジャースと対戦したアスレチックスのマーク・コッツェイ監督らそうそうたる顔ぶれが名を連ねる。
今年2月には、岩手県花巻東高からスタンフォード大学に進学し野球部で注目を集める佐々木麟太郎選手の大学デビュー戦が同フラトン校で行われた。残念ながら観戦できなかったが、次回こそはと思っている。素晴らしい活躍でチームを勝利に導いた佐々木選手は試合後、「自分の評価は日本人の評価として見られる。覚悟を持ってプレーしたい」と頼もしく語った。スタンフォード大は20日に敗退し佐々木選手の大学初シーズンは終わったが、全52試合に出場して本塁打数はチーム4位、打点数は同3位の好成績を納めた。異国で野球と学業を両立させ、ぐんぐん成長する20歳。今後の活躍が楽しみだ。(平野真紀)
