新女王に選ばれ祝福を受けるチューさん(左から3人目)
キミ・ルック前年度二世週祭女王から王冠を被せてもうチュー新女王

 第84回二世週祭で、新たな女王が誕生した。ロサンゼルスのダウンタウン、ロサンゼルス・シアター・センター内トム・ブラッドレー・シアターで15日、戴冠式が行われ、オレンジ郡日系協議会推薦のケイラ・キミコ・チューさんが2026年度二世週祭女王に選ばれた。

 チューさんは23歳。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で応用言語学を専攻し、デジタルヒューマニティーズとプロフェッショナルライティングを副専攻。現在はコンテンツデザイナーとして、AIを活用した業務自動化システムのユーザー体験を設計している。幼い頃からボランティアやバスケットボールを通じて日系社会に関わり、「こうした団体に育ててもらったようなもの」と話す。自身を表す言葉を尋ねられると「前向きな姿勢」と答え、「自分のエネルギーと情熱を日系社会に持ち込み、これまでコミュニティーからもらったポジティブなものをお返ししたい」と抱負を語った。

ファースト・プリンセスに選ばれたアイ・クサヤナギさん(写真上)とミス・トモダチに選ばれたジャクリーン・ナイトウさん

 チューさんは23年度女王ケイトリン・チューさんの妹。姉妹で二世週祭女王に選ばれるのは、1980年のヘディ・ポージーさんと90年のサンドラ・ポージーさん以来、36年ぶり。4歳上のケイトリンさんは涙ぐみながら、「妹は本当に心を込め、努力を重ねてきた。とても誇りに思う。これからコミュニティーで何を成し遂げていくのか楽しみ」と喜びを語った。

 ファースト・プリンセスは米国日系レストラン協会推薦のアイ・グレース・クサヤナギさん。カリフォルニア生まれで、日本語学校に通い、九州大学で4年間学んだ。この日は日本から祖父も駆け付けた。今後は日本語力を生かし、「日本語を話す日系高齢者との活動を深めたい」と抱負を語った。ミス・トモダチにはイースト・サンゲーブルバレー日系コミュニティーセンター推薦のジャクリーン・フジコ・ナイトウさんが選ばれた。

司会を務めたタムリン・トミタさん(左)とデイビッド・オノさん

 候補者たちは和装やステージ衣装を着用し、日舞やスピーチを披露した。司会は俳優で元二世週祭女王のタムリン・トミタさんと、ABC7アイウィットネスニュースのキャスター、デイビッド・オノさんのコンビ。ユーモアを交えながら候補者の魅力を引き出し、会場を盛り上げた。

受賞者を代表し謝辞を述べるアラン・ミヤタケ氏。奥左がヘレン・オオタ実行委員長

 今年も戴冠式と同時に、グランドマーシャル、パレードマーシャル、実行委員長賞、フランセス・K・ハシモト・コミュニティーサービス賞の表彰式が行われた。グランドマーシャルのマーク・タカノ米下院議員、パレードマーシャルの壁画家ロバート・バーガス氏、実行委員長賞のアラン・ミヤタケ氏が表彰された。コミュニティーサービス賞は、ミューチュアル・トレーディング社、エリック・ナカノ氏、デブラ・ナカトミ氏、SO-PHISに贈られた。実行委員長賞を受賞したアラン・ミヤタケ氏は、「このような素晴らしい伝統を受け継いでいる二世週祭に感謝したい。毎年参加できることを光栄に思う」と喜びを語った。

 戴冠式の翌日には、新女王とプリンセスは、グランドパレードに登場。任期中は日系コミュニティーの代表として、地元および全米各地のイベントに参加し、文化交流親善大使として日系文化の魅力を発信する。(長井智子)

着物姿でステージに上がった女王候補者7人

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です