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磁針:同級生の導き

【河野 洋】 20年1月、仲良くしていた中学校の同級生が神奈川県伊勢原市に引っ越した。その友達はコロナが始まる前年にがんが見つかり、住み親しんだ東京を離れ、余命を伊勢原で養生することに決めたという。それまで一度も耳にしたこともなかった「伊勢原」は僕の記憶に深く刻まれた。