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食べること生きること

 突然この春、日本の義父が末期がんと診断された。  食べ物が呑み込めなくなり、喉に問題があるのだろうと医者に行ったところ、喉ではなく、胃と食道をつなぐ噴門と呼ばれる場所で癌が大きくなっていた。 95歳という高齢のためか手術や胃瘻(いろう)の選択肢は無く、とりあえず点滴で命をつなぐことになった。