エコカーなるものが販売されてしばらく経つが、わが愛車は築?17年。ギアシフトだが価格は7000ドル弱。年間メンテナンス費用、オイルチェンジ込みで2~300ドル、ガロン当たり33マイルは軽く走る。悪くない数値だから、改まって「世界のためにエコカーを」と言われてもピンと来ない。もっともカミさんの以前の車はガロンで10マイルしか走らないアメ車だったが。
 そろそろ買い替え時かもしれないが、フォード以外のビッグ3は会社経営やユニオンのやり方が好きではないのでまず買う気はしない。日本車はリコールの連続。ベンツやBMWは経済的に問題外。韓国、中国車はしばらく様子を見たい。
 トヨタのリコール問題では大きすぎて見当がつかぬほどの罰則金。他社も罰金を科されるよりはと、グズグズせずにリコールに踏み切っているようだ。これだけ各社のリコールが続けば「ああ、またか」ぐらいのニュースにしかならない。リコールも、悪い個所を無料で交換してくれるわけだから、その後は安心して乗れるかなと思うのは素人考えか。逆に、リコールが一つもない会社の製品は本当に質が良いか、不具合が有っても問題視しないか…。
 話は変わるがトヨタに対するラフード長官の超高額罰金、以前に「トヨタには乗るな」とのたまい、すぐに「そういう意味ではなかった」と訂正せざるを得なくなってメンツを潰された腹いせかと疑いたくなった。他社にもこれくらいきつく当たってほしい。
 エコの代表格に電気自動車があるが、主に化石燃料を使った発電を利用する以上、そうそうもろ手を広げて「エコ」とは言えない。いっそ、太陽発電池を乗せて走る車の現実化を目指せばと思う。試験車は前からあるが、まだ実用化はされていない。「開発されてしまえば電気会社や石油会社が困るから、とうの昔に裏から手回しなどしているのかも」と、勘ぐってしまった。
 もうそろそろ、支払うお金に見合う出来の車を売り出してほしい。僕ら貧乏人には理屈付けはいらない。良い品を安く買いたいだけだ、昔のように。【徳永憲治】

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