ホリデーシーズンが始まりライトアップされた家が目立ちはじめた。夜の住宅街に浮かびあがる色とりどりの灯りは、クリスマスの到来をわれわれに知らせてくれる。
 毎年決まってひときわ華やかな飾り付けをする家があり、ここぞとばかりに気合の入った光の芸術がいつもの家を見違える程に彩る。中にはちょっとした観光名所になっているところもあり、毎年カメラ片手に訪れる人が絶えない。
 一見美しい光のイルミネーションだが、漏電などによる事故が絶えないのも事実。毎年お父さんは危険と隣り合わせで家族のために飾りつけをしてくれているのだ。
 National Fire Protection Associationの統計によると、ホリデーシーズンのライトアップが原因で発生した家屋火災件数は毎年平均260棟。うち45%がキャンドルが原因。それに伴う死者は12人、けが人24人、家屋焼失の損害額は約1640万ドルにも上る。
 ホリデーシーズンのこうした飾り付けが原因で毎年およそ6000人が病院に運ばれ、うち半数が屋根や木の飾り付けの最中に転落し運び込まれるケースだという。
 消費者安全委員会の調査では、電気コードが原因の事故で毎年平均4000人が救急病棟に搬送され、うち13%が5歳以下の児童なのだという。
 南カリフォルニアエジソンではこうした事故を防ぐためのアドバイスとして、まずライトにはタイマーを設置し、外出の際は電源を切る。そうすることで電気代の節約もできる。
 次に古い電気コードの使用は避け、アンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)認可の照明器具を使う。
 さらにライトアップ用の電球より低温のLED電球を使用し火災を防ぐなど勧めている。さらに詳しい情報はウェブサイトで確認できる。
 せっかくの楽しいホリデーシーズンは事故なく楽しく過ごしたいもの。見た目の華やかさだけにとらわれず、安全性を重視した飾り付けで大切な家族とのひと時を過ごしたい。
 南カリフォルニアエジソンのウェブサイトは―
 www.sce.com/holidaylight ing【吉田純子】

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