100年の歩みをビデオや写真、当時の資料で振り返った。同社は1879年、日本で創業。1911年、ニューヨークに米国支店を開設した。第二次世界大戦で一時、業務停止を余儀なくされたものの56年に再開。日系企業が進出する主要都市に出店し全米を網羅する。幅広いネットワークを生かし、得意とする海上保険、火災保険、賠償責任保険を軸に業務を拡大してきた。
同社は「CSR」(企業の社会貢献活動)に力を入れる。慈善団体の活動に参加し、ダウンタウンの公立学校の壁をペイントしたり、恵まれない子どもたちにおもちゃを寄付するなどの活動を継続。同祝賀会の席上では、全米日系人博物館に2万5000ドルの寄付の贈呈式を催した。また、JBA( 南カリフォルニア日系企業協会)に所属し、三木晋吉・ロサンゼルス支店長はJBAダウンタウン地域部会長を務めており、二世週祭などさまざまな行事に参加し、日系社会を本業のみならず奉仕でも支えている。三木支店長は祝賀会のあいさつで、生まれ故郷LAでの駐在に運命を感じているといい「人と人を結ぶ『ご縁』を大切に」と呼び掛けた。
東京海上日動は、ニューヨークを本社にロサンゼルス(パサデナ)、サンフランシスコ、ハワイ、シカゴ、シンシナティ、ヒューストン、ナッシュビル、アトランタの8カ所に支店を構え、日系企業の活動をサポートしている。