モントレーパーク出身の荻野安里紗さんがこのほど、世界各国の小学生から大人までさまざまな年代、多数の楽器が参加する「アメリカン・プロテジー国際コンクール」のピアノ部門で見事、一位を獲得した。その偉業を称え、4月8日にカーネギーホールで行われた優勝者コンサートに出場。同コンサートで審査員特別賞を獲得するという快挙を成し遂げた。
荻野さんは、「カーネギーホールで演奏できるというのはどの音楽家にとっても夢。アメリカン・プロテジーがその夢を叶えてくれました。感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを語った。今までさまざまな場で演奏してきた荻野さんだが、「ステージ、観客、ピアノ、すべてが輝いていて、まるで魔法のようだった。演奏しながらあんなに歓喜したのは初めて」と、カーネギーホールでの演奏が今までとは違ったものであったと話した。
荻野さんは現在、マーク・ケッペル高校に通うシニア。元ピアノ講師である母親の指導を受けながら3歳でピアノをはじめ、8歳の時に恩師である蓮沼あきこ先生の指導のもと、本格的に音楽家への道を選び、地元、全国、そして国際的なコンクールへの進出も達成した。今までに数々の著名ピアニストや教授のマスタークラスも受けており、ソロ演奏のみならず、ピアノ合奏、室内音楽、コーラスや楽器の伴奏、オーケストラの一員としても演奏に参加している。