仲良しの友人と浅草寺を訪れたレイナード氏(中央)
 在ロサンゼルス日本総領事館は2日、日本国政府が在サンディエゴ日本国名誉総領事にケイト・レナード氏を任命したことを発表した。すでに国務省の承認を受け、1日から職務を開始している。同氏は、マイケル・シゲル・イノウエ前名誉総領事の後任として同職を務める。
在サンディエゴ日本国名誉総領事に就任したケイト・レナード氏
 レナード氏は、1979年にサンタクララ大学の経営学修士課程(MBA)を修了後、米国公認会計士資格を取得した。その後日本に移り、大阪において当時日本で最大の監査法人、朝日会計社(現在のあずさ監査法人)で唯一の米国人公認会計士として働いた。85年に帰米後も日本、特にビジネス界との交流を保ち、在日米国商工会議所の会員としての活動や、サンディエゴ・ティワナ日本協会の理事長(2005―08)を務めるなど広く活躍した。
 数々の国際組織において重役を務め、最近ではサンディエゴ世界貿易センターに働きかけ貿易使節団の日本派遣に尽力するなど、日米関係促進のために貢献する。現在は日本を含む全世界にネットワークを持つPKFインターナショナル加盟のハッチンソン&ブラッドグッド会計事務所で共同経営者を務めている。
 家族は、夫のリチャード・フォーサイス氏と、その間に2人の娘を持つ。
 同名誉総領事のオフィスは、ミッションバレーにあるハッチンソン&ブラッドグッド会計事務所内に設置されている。連絡先は次の通り。
 7676 Hazard Center Drive, Suite 1150
 San Diego, CA 92108
 電話619・849・6547。ファクス619・849・6548。
 名誉総領事とは、総領事館から遠距離にあり、日本人が相当数居住しており、日本との関係が重要な都市において、総領事館の業務・活動が日常的に及ばない場合、日本人の利益の保護・増進、また同地域における日米交流の促進などを行うために日本政府が任命する名誉職である。

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