小東京駅周辺のデザイン。矢印の部分に改札口が設置される(写真=メトロ提供)

全米日系人博物館から見た1街側改札口(写真=メトロ提供)

 ダウンタウンのメトロセンター駅と小東京駅間1・9マイルをつなぐリージョナルコネクター事業(メトロレール接続)でメトロはこのほど、小東京(1街/セントラル)をはじめとする全3駅(2街/ホープ、2街/ブロードウエー)のデザインコンセプトを発表した。
 メトロは現在、ロサンゼルス・ダウンタウンで説明会を開いている。説明会は、23日(木)が午後1時からロサンゼルス中央図書館(630 W. 5th St.)、28日(火)は午後1時からコルバーン音楽学校(200 S. Grand Ave.)、29日(水)は午後6時半から全米日系人博物館(396 E. 1st St.)で行われる。
 全米日系人博物館から1街を挟んだ向かい、セントラル/アラメダ間地下に設置される小東京駅は、1街側と2街側オフィスデポ裏の2カ所に改札口が設置され、2街側の改札前の地上にはプラザが設けられる。利用者の安全を考慮し、切符売り場と改札口はそれぞれ地上に設置、プラットホームのある地下に下りられるのは鉄道を利用する人だけになるように設計されている。
 メトロは今後、各駅周辺のコミュニティーを対象としたミーティングを開き、駅周辺の造園や照明、アートワーク、インテリアデザインなどのアイデアを募る予定。
 13億7000万ドルをかけたリージョナルコネクター事業は6月29日、連邦交通局(FTA)の意思決定記録(ROD)発行を受け、連邦政府が定める工事にまつわる環境基準をすべて満たした。今後は設備工事が始まると同時に、2008年の住民投票で可決された提案Rから捻出される1億6000万ドルの残りを求めFTAとの間で助成金契約(FFGA)を交わせるよう働き掛ける。早ければ来年にも1街とアラメダ角のマングローブ跡地などから工事が始まる予定。
 詳細はメトロのホームページでも閲覧可能―
 http://thesource.metro.net/2012/08/23/regional-connector-community-updates-continue-today-new-drawings-of-stations/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=regional-connector-community-updates-continue-today-new-drawings-of-stations
【中村良子】

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *