両団体の関係者と来賓による鏡開き
 ビジネスと社会貢献活動を両立させ、サウスベイの地域発展に寄与する南カリフォルニア日系企業協会(JBA)と、トーレンス地域商工会議所(TACC)は7日夜、サンペドロのロサンゼルス港に停泊する退役戦艦「アイオワ」(現博物館)の船上で、ビジネス交流会を催した。参加者は、すしやステーキ、日本酒、ワインなど和洋折衷の料理を食べながら和やかに歓談して、固い絆をあらためて確認した。
祝辞を述べる新美潤総領事
 今年で14回目を迎えた秋恒例の交流会。約300人が見守る中、各来賓が祝辞を述べ、両団体の活動を称賛、前途を祝した。
 トーレンス市のバーネット市長代理は、日系企業の雇用創出や地元の経済活性化への貢献を高く評価し、さらなる発展を願った。新美潤総領事は、両団体の良好な関係の継続を望みながらトーレンス地域の日系企業の受け入れに対し深謝した。首都ワシントンへの桜の木の寄贈100周年記念という日米友好の模範例を挙げ、同2団体に向け「新たな次の100年に向けて歩んでほしい」と期待を寄せた。
 TACC会頭のアールシーデス氏は、日系企業が米国国家と南加地区のためにビジネスと社会福祉の両面で際立った活動を行っているとし「なくてはならないパートナーである」とたたえた。
 JBAサウスベイ地域の部会長の山内邦宏氏は、JBAのトーレンス市とTACCとの関係の重要性を説き、友好の永続を熱望した。同市とその市民の日系企業の受け入れについて「駐在員が安心して働き、家族と快適に過ごせる環境を提供してくれていて全米一住みやすい」と敬意を表し、同交流会は「その恩返し」と表現した。【永田潤、写真も】

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