青木会頭は、元日が日本人にとって特別な1日であり、正月文化を紹介する同イベントの意義を強調。「1年の計は、元日にあり」ということわざを紹介し「みなさんはこのイベントに参加したので、今年1年はいいことが起きるでしょう」と述べ、初笑いを演出した。昨秋着任した須賀正広首席領事は、今年が当地での初のお正月。外国で本格的に正月が祝えることを喜び、関係者の努力を称賛した。「みなさんにとって素晴らしい2013年でありますように」と願った。
ステージでは、日本文化を紹介するさまざまな出し物が、次から次へと演じられた。力のこもった太鼓演奏を皮切りに、三味線、琴の演奏に合わせた民謡、日本舞踊、獅子舞、剣道、少林寺拳法、着物ショー、書き初め、餅まきなどのエンターテインメントに大きな拍手が送られた。
日本食の屋台が並び、焼きそば、今川焼き、たい焼き、甘酒、おしるこ、あんこ・きな粉餅、わたがしなどが売られ、行列が絶えることがない繁盛ぶり。完売したブースもあるなど人気を博した。縁日コーナーでは、おみくじ、お守り、お面などが売られ、子どもたちはミニ凧作りや折り紙、餅つきを楽しみ、日本文化を堪能した。
サンディエゴから来たモニカ・アンダーソンさんは、妹のエリカ・ベラスケスさんの家族ら7人で同イベントに訪れた。今年で7回連続の参加という常連は「元日は、家族でここで過ごす」と決めているという。アンダーソンさんの母親は沖縄出身で、日本人の血を半分引くことを誇りに思っている。軍人だった父親が日本に駐留したため一家で移り住み「青森の三沢、沖縄の嘉手納、那覇にいい思い出がいっぱいある」と、幼少時代を振り返る。日本語を覚えていて簡単な会話ができ、お辞儀の習慣は身に付いて体から取れないという。この日は、レストランで大好物のカレーライスを食べ、おみくじを引いて大吉が出て、幸先のいい1年のスタートを切ったことを喜んだ。「日本文化は美しい。今日は、たくさん屋台が並んで、日本で
青木会長は、同イベントについて来場者の多さに加え、家族連れなど常連客が目立つことを挙げ、ロサンゼルスに浸透していることを強調する。さらに、南加日商が掲げる「地元経済の活性化と地域貢献」の双方を果たしていることにも胸を張る。青木会長は今月27日の役員就任式で正式に就任する予定。今年の抱負は「社会と会員のニーズに応えながら、従来の方針を踏襲し初心に戻って、地域貢献、次世代の担い手の若者の育成、日米友好の橋渡しに加え、ビジネス面に力を注ぎたい」と話した。【永田潤、写真も】
新年明けましておめでとう御座います。
メトロの接続工事もはじまり 益々リトル東京が発展する事を願っています。
今年こそ平和の年であります様に。