増田会長が新年のあいさつに立ち「会員とともにJBAをもり立てていきたい」と述べた。JBAのよき理解者で、昨年末に逝去したダニエル・イノウエ上院議員の悲報についてふれ、増田会長は同議員が亡くなる1週間前に会ったという。握手を交わし感じたことは「日本ビジネスマン、がんばれと激励されたようだった」と話し、故人の冥福を祈った。LA郡に進出する外資系企業の数について紹介し、トップの日系は約550社で、2位英国系の約330社を大きく突き放しており「圧倒的に日本のプレゼンスが高い」と胸を張った。日系企業全体で約5万人を雇用していると説明。好調な他のアジア系企業だが「中国が2700人、韓国は2200人の雇用にしか過ぎない。1桁違う」と指摘し、日系企業の地元での役割の大きさを強調した。「JBAは2013年も日本がアメリカに貢献することができる魅力的なパートナーであることを積極的に訴えていきたい」と抱負を述べた。
JBAは会員共通の利益を守る非営利の経済団体として1961年に設立し、一昨年に50周年記念イベントを開いた。活動の趣旨は南カリフォルニアと日本との相互理解を深め、ビジネスと人の交流を促進するために「会員サービス」「教育支援活動」「地域貢献・地域融和」を三本柱にさまざまな活動を展開する。
JBAの詳細は事務局まで、電話310・515・9522。
www.jba.org/
【永田潤、写真も】