同センターの年間行事は4月と11月に行われる運営資金集めのバザーと8月のピクニック。また随時、法律相談や健康相談会などを実施している。月から金曜までの平日は毎日、コンピューターや書道、フラワーアレンジメント、舞踊などの講座を設けており、参加者には低価格で昼食も提供している。講師はすべてボランティアで、運営資金は同センターの利用者からの寄付で成り立っている。
さらに2カ月に1度はひとり20ドルの参加費で小旅行を企画。バスをチャーターし、モロンゴカジノ・リゾートなどに出掛け、親睦を深めている。
今年4期目を迎えた柴会長は、役員就任式と新年会を無事に開催できたのも、同センターに長きにわたり協力してくれた人々のボランティア精神の賜物であると述べ、今後もさらに素晴らしいサービスを提供できるよう励んでいきたいと力を込めた。
現在同センターの利用者の大半は70代後半から80代。柴会長は活動の継続や活性化を図るためにも若い人の参加の必要性を訴え、2年前から55歳以下の人にも両親とともに同センターを利用してもらうよう積極的に呼び掛けている。
新年会では、役員として同センターの活動に寄与し、今年引退が決まったエドワード・イノウエさんにロサンゼルス市第10区のハーバート・ウェッソン市議から表彰状が、同センターには過去2年間の社会福祉活動が評価され、ロサンゼルス市のビヤライゴーサ市長から表彰状がそれぞれ授与された。
昼食をはさみ余興ではロサンゼルス竹嶺会による民謡披露のほか、ドアプライズも行われ、参加者たちは交流を深めながら楽しいひと時を過ごした。【吉田純子、写真も】