練習後の上原(後列右から2人目)、田沢(後列左端)両投手とともに記念撮影に納まる選手ら
 コンプトンのアーバンユース・ベースボールアカデミーで21、22の両日行われた日米親善少年野球で4戦全勝した元大リーグ投手、野茂英雄さん率いるジュニア・オールジャパンの選手15人が23日、ドジャースタジアムを訪れた。憧れの舞台とメジャーリーガーたちを目にし、前日の試合の疲れも吹き飛び、米国滞在最後の夜を貴重な思い出のひとつとして深く心に刻んだ。
 一行はその日行われたドジャース対レッドソックス戦を観戦。ゲーム開始前には両チームの練習風景を見学し、メジャーリーガーたちの体格の大きさや打球の速さに驚き、練習とはいえ次々に放たれるホームランに見入っていた。
 ドジャースには現在日本人選手は在籍しておらず、この日の対戦チーム、レッドソックスに所属する上原浩治と田沢純一両投手が練習後、一行のもとに駆けつけ少年らと記念撮影に納まった。
 主将の山本侑度捕手は、上原、田沢両投手と会い「外国人の中で日本人が活躍しているのを見て、目標であり憧れ」と語り、対面を果たせた時の感動を振り返った。
 前日の試合でチームの優勝に貢献した小松田卓宏内野手は、「日本の球界でトップレベルにまでなれたら米国で挑戦してみたい」と語り、今回の訪米で将来への夢が確固たるものになったようだった。
 試合中も少年たち一人ひとりの眼差しは選手たちに一身に注がれ、この日のことを生涯忘れまいとスタジアムの雰囲気をしっかりと目に焼き付けているようだった。【吉田純子、写真も】
ドジャースで大活躍中の新人ヤシエル・プイグ外野手(最前列中央)とジュニア・オールジャパンの選手ら

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