敬老感謝の集いは、日本の国民の祝日「敬老の日」(9月の第3月曜日)にちなみ毎年開かれている恒例行事で、長年の活動を評価し功労表彰している。イベントは今年で10回目を数え、同協議会には80歳を超える会員23人が属しており活発な活動を支えている。受賞者は1人ずつ登壇し、岩下会長から賞状と記念品が贈られ、記念撮影に納まった。
受賞者を代表し、元県人会協議会会長の川口吉則さんが謝辞を述べた。「昭和8年生まれ4人と、昭和9年生まれ5人のわれわれが後期高齢者の仲間入りをする祝いを開いてもらいお礼を申したい」と謝意を表した。受賞者が元気に社会奉仕に励むことができる理由について「日系諸団体に属し、みなさんがわれわれのために指導と支援をしてもらったお陰で、感謝の念でいっぱい」。「『人生70、80年はまだ鼻たれ小僧』。100歳までまだ20年あるので、感謝の心を忘れずに、微力ながら所属団体を通じて日系社会発展のために頑張りたい」と意欲を示した。
南加県人会協議会は、活動の資金集めと日本文化を継承する8人の若者への奨学金を授与する親睦演芸会を10月6日午後1時からアラタニ劇場で催す。15の県人会から会員が、民謡、民舞、日本舞踊、白虎隊、コーラス、琉球舞踊、歌謡曲など得意の芸を披露しさまざまな出し物で会場を盛り上げる。また、歌手の山内惠介が演歌ショーを行う。
演芸会の詳細は電話で、柴田さん213・389・3953、西さん310・478・4722まで。山内惠介の歓迎会を5日午後6時から小東京のミヤコホテルで催す。歓迎会は、一般参加ができ、会費は35ドル。申し込みは電話で、当銘さん909・548・4466。
80歳以上の表彰者は次の通り。(敬称略)
菊池安雄(愛媛)、仲間日二三夫(鹿児島)、奈良佳織里(青森)、原田文夫(群馬)、芥川義則(広島)、前田グレース(三重)、小山信吉(福島)、川口吉則(鹿児島)、尾形英勝(山形)
【永田潤、写真も】