加州教育局がこのほど発表した統計によると、2013年度の高校卒業率が昨年から1・3%増の80・2%となり、初めて80%を超えたことが分かった。中でもアフリカ系やラテン系生徒の卒業率に増加がみられ、人種間にある学歴の差が年々縮小しているとした。
卒業率の増加に伴い、高校を中退した学生数も減少。5万7491人と、昨年から1・5%減となり、同局では、2020年までに全米の目標値である卒業率90%に達すると見込んでいる。
州の高校卒業率を人種別に見ると、アジア系の91・6%が最高で、次いで白人の87・6%、ラテン系の75%、アフリカ系の70%だった。順位に変動はないが、ラテン系は昨年から1・9%、アフリカ系は1・7%と、ともに卒業率に顕著な増加がみられ、また中退もラテン系が昨年から2%減の14%、アフリカ系も2%減の20%とともに減少傾向にある。
また、全米で2番目の規模を誇るロサンゼルス統一学校区(LAUSD)の卒業率は昨年から1・3%増え67・9%、中退は3%減だった。