緊急時に備えた事前準備の大切さを説明するGEPRCのジム・ホーンさん(左)
緊急時に備えた事前準備の大切さを説明するGEPRCのジム・ホーンさん(左)

真剣に話を聞く参加者
真剣に話を聞く参加者

 ガーデナ・パイオニア・プロジェクトとガーデナ市高齢者局はこのほど、緊急災害発生時の対処策を指導する教育セミナーを同市内のケン・ナカオカ・センターで催した。

 会場では、緊急災害発生時に備え、第一応答者やさまざまな分野でサービスを提供する団体が集まった「ガーデナ非常時対策・対処策連盟」(GEPRC)のメンバーが、緊急時に役立つ事前準備の大切さや対処法を分かりやすく説明した。
 元サンタモニカ消防局員で、現在GEPRCのメンバーであるジム・ホーンさんは、事前準備の基本として(1)避難計画を立てる(2)非常食や水などの補給品の準備(3)常に最新の情報を入手できるようにしておく(4)コミュニティーや地元当局などの活動やイベントに積極的に関与、参加する―の4点を挙げた。
 避難計画は、家族全員が自宅から外への避難経路を理解することが大切だとし、少なくとも2通りの避難経路を準備することを勧めている。少なくとも3日から10日分の水や食糧を用意し、救急箱、懐中電灯、乾電池、ラジオ、医薬品、現金、重要書類などはすぐに持ち出せるよう準備しておくよう指導した。
 ホーンさんはまた、「年齢や性別にかかわらず、各自がそれぞれコミュニティーの役に立つことができる」として、日ごろからコミュニティーとのかかわりを持つことは大切だと訴えた。
 GEPRCは、2013年にガーデナ地域非常時対策班、ロサンゼルス郡公衆衛生部、ガーデナ市警察、ガーデナ地域ウォッチなどのグループで構成され、市全域にわたる非常時の対処法や復旧策の教育やトレーニングを提供している。
 その他詳細はホームページで確認できる。アドレスは―
 www.gardenaprep.com 
【中村良子、写真も】

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