カリフォルニア州の80%で記録的な渇水が続く危機的な状況を受け、ロサンゼルス郡参事会は22日、一般住民を対象とした屋外での水の使用規制案を承認した。水道局などに使用量の定期的な監視を指示、違反者には最大で500ドルの罰金が科せられるとした。
 同規制案は、加州水資源管理委員会がまとめた緊急規制案をドン・クナベ郡参事が提案したもの。
 これにより、遮水機能付きでないホースによるドライブウエーや歩道への水まきが禁止されるほか、再循環水を利用していない噴水の使用なども規制対象となる。また、屋外での水まきは1週間に2回までとなり、道路や歩道に水を流しっぱなしにした場合など、違反者には最大で500ドルの罰金が科せられる。
 加州のジェリー・ブラウン知事は今年1月17日に干ばつ緊急事態宣言を発令、州民に20%の節水を心がけるよう呼びかけた。これを受け、ロサンゼルスやロングビーチ市はすでに節水規制を敷いており、今回はこれにロサンゼルス郡が加わった形となった。

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