今年創立20周年を迎えた同グループは、リトル東京サービスセンターの協力を得て、10家族程度の会員で誕生した。「障害を持つ子供たちが、言葉や習慣の違う米国でも社会の一員として豊かな生活を送れるように」という子を思う親の願いは、障害児を育てる親だけでなく、多くの人や企業、コミュニティーに広がり、現在は医療や教育、福祉の専門家も含め、200人を超える会員を抱えるまで成長した。
活動内容は、日米の福祉や教育制度、障害児を取り巻く常識の違いを学ぶセミナー、会員同士の親睦を深めるイベント、また障害児だけでなく、障害児とともに育った健常の子どもたちの支援を目的とした「シブリング会」も発足し、親睦を深めながら、差別のない社会を目指し、各自活動している。
さらに、マイノリティー(少数民族)の障害者支援グループ同士が協力し合う「オープニング・ドアーズ」にも加盟し、定期的にミーティングを開くなど横のつながりを深めるとともに、障害者権利擁護のロビー活動にも力を入れている。
7日に開かれたホリデーパーティーでは、サウスベイ・ウエスト支部の子どもたちによるダンスや、「バターフィールド・ブラス・クインテット」による生演奏、サンタクロースからプレゼントをもらい記念撮影をするなど、それぞれ楽しいひとときを過ごした。
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【中村良子、写真も】