米澤会長をはじめ、同会の会員や他県の県人会のメンバーら有志が集まり、フロートに飾る着物や、鶴、短冊など和紙などで出来た飾りを、みなが協力して制作した。
本来ならローズパレードのフロートは花や植物性のものしか使うことができない。しかし今回は特別な許可を得て、紙の使用が許された。フロートは、東日本大震災で被害が大きかった東北6県をイメージして作られ、米軍の救援活動「トモダチ作戦」に感謝の意を表し、「トモダチ」と名付けられた。
「限られた制作期間でしたが、皆さんの協力のおかげで素晴らしいフロートに仕上がりました」と米澤会長は報告。会場には制作過程の様子や出来上がったフロートの写真が展示され、会員らは興味深く見入っていた。
昨年はトーレンスのミツワマーケットで東北復興応援フェアが行われ、宮城県の名物が出展されただけでなく、七夕まつりではロサンゼルス市のアート関連部署の職員が視察に訪れ、七夕飾りを鑑賞していったという。「今後もロサンゼルスから継続した復興支援をするとともに、さらに故郷の魅力を伝えるため、市とも連携して七夕まつりを広めていきたい」と米澤会長は話した。
昼食の後の余興では、マジックショーやカラオケ、抽選会も行われ、会員は交流を深めた。【吉田純子、写真も】