2015年度の大正クラブ役員メンバー
2015年度の大正クラブ役員メンバー

福岡健二会長(左)から感謝の盾を授与される(右から)西川軍一さん、岩田看護師に代わり桜井綾華さん、板垣ブライアン医師に代わり桜井フレッド医師、尾崎よしこ夫人と勝宏医師
福岡健二会長(左)から感謝の盾を授与される(右から)西川軍一さん、岩田看護師に代わり桜井綾華さん、板垣ブライアン医師に代わり桜井フレッド医師、尾崎よしこ夫人と勝宏医師

 趣味の会「大正クラブ」(福岡健二会長、会員250人)は22日、2015年度役員就任式および新年親睦会をモンテベロのクワイエットキャノンで催した。会場では、同会に貢献した人に送られる特別協力者表彰および100歳のお祝いなどが行われるとともに、数々のエンターテインメントを通じ、会員同士の親睦を深めた。

 席上、今年で3期目となる福岡会長の留任が発表され、役員選考委員長の鈴木博久さんは新役員の選考が非常に難しかったことに触れ、「福岡さんに、あと1年間だけお願いできませんかと頼み、了解していただいた」と選考過程について触れると、会場からは会長続投に温かい歓迎の拍手が贈られた。
 あいさつに立った福岡会長は、「過去2年の経験を生かして3年目を迎えたい」と力強く述べ、(1)敬老会の実施(2)会員仲良く、楽しく時間を過ごす―の2点を目指したいと発表。「経験豊富な先人の方々が基礎を作り、多くを教えてくださったおかげで今のわれわれがある。踊り、茶道、柔道など、大正クラブには『道』を究めた人が数多く在籍しており、彼ら師匠からは、『人の道』すなわち、生きることを学ぶことができる」として、先輩を敬う気持ちを忘れてはならないと、早くも4月には敬老会を開催する予定だと話した。
 特別協力者表彰では、毎年秋に行われる健康診断をはじめ、同会に長年貢献している板垣ブライアン医師、尾崎勝宏医師、岩田セツコ看護師、西川軍一氏の4人が選ばれ、この日出席した尾崎夫妻と西川さんには会長から感謝の盾が贈呈され、板垣さんと岩田さんの代理として桜井夫妻が受け取った。また、今年100歳を迎える会員、白神千里さんには祝いの賞状が贈られ、この日欠席の白神さんに代わり、義息子の西川さんが代理で受け取った。
 来賓のあいさつとして、在ロサンゼルス日本総領事館から阿久井昭領事、南加日系商工会議所の青木義男会頭、南加県人会協議会の野田健一顧問がそれぞれ祝辞を述べ、30年以上にわたる同会の意義ある活動を称賛した。

LA祭り太鼓グループによる獅子舞
LA祭り太鼓グループによる獅子舞

 食後は、LA祭り太鼓による「獅子舞」をはじめ、有志によるカラオケ、デービッド・新城さん指導のもと、同クラブのダンス部によるラインダンス、またトーレンスの生花店「アンジェラック」から寄贈されたきれいな生花などが当たるラッフルで楽しい午後のひとときを過ごした。
 3年目を迎えた福岡会長は、式典後の羅府新報の取材に対し、「日系社会にはまだ、一人で寂しくおられる方がたくさんいらっしゃる。こういった方々に大正クラブに来ていただき、皆と一緒に楽しい時間を過ごしてもらいたい。この中にきっと、心を許せる友だちが見つかるはず」と述べ、多くの人とコミュニケーションを図り、楽しい社会を築きたいと話した。
 大正クラブには、ダンス、旅行、愛石、盆栽、写真、ゴルフなど充実したクラブがある他、毎年秋には健康フェアを実施し、日系社会に貢献している。【中村良子、写真も】

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