
琉球民謡の音色に合わせて盆踊りを楽しむメンバー
北米沖縄県人会(國吉信義会長)は17日、サウスエルモンテ市のウィティアナロウ・レクリエーションパークで毎年恒例のサマーピクニックを開催した。琉球民謡や舞踊が披露され伝統芸能を楽しむとともに、奨学金の授与式も行われ、若きウチナーンチュの門出を祝福し、会員同士の親睦を深めた。【吉田純子、写真も】
ひとたび三線の音色が聞こえると、リズムにのって踊り出す元気な参加者の姿が目立った。
同県人会には沖縄に由縁はないが、ウチナーンチュの人々が持つ気風や琉球文化が好きで入会したメンバーも多いという。
沖縄県那覇市生まれでウエストコビナ市のジェームズ・トウマ市長もこの日ピクニックに参加。同県人会のメンバーでもあるトウマ市長は生後2カ月でロサンゼルスに来たという。
今年の奨学金の受領者はエマ・アンダーソンさん、カイリー・ナカダさん、ミシェル・アカミネさん、アイ・テシマさん、ナオミ・アーノットさん、スチュアート・スワベさん、マシュー・ミヤザトさん、ダニエル・アシミネさん、ショーン・ナカマさんの9人(敬称略)。
今年10月には第6回世界のウチナーンチュ大会が沖縄県で開催されることもあり、会場にはチラシなどが置かれ、ひとりでも多くのウチナーンチュの参加を呼び掛けていた。
エンターテインメントでは琉球舞踊、琉球太鼓、琉球民謡のほかフラダンス、ウクレレ演奏、ハワイアンソングなどが披露され、南国ムード溢れるひと時となった。
ピクニックの最後には盛大に盆踊りが行われ、多くの参加者が琉球音楽の音色とともに盆踊りに参加し、ピクニックを締めくくった。