停電の影響でトーレンス市にある製油所施設から火が燃え上がっているのが確認された(地元テレビ局映像より)
停電の影響でトーレンス市にある製油所施設から火が燃え上がっているのが確認された

 トーレンスやガーデナを含むサウスベイ地区で11日早朝、大規模な停電が発生。サウスベイ近郊のおよそ10万2千世帯に影響がでたほか、トーレンス市にある製油所施設から火が燃え上がっているのが確認された。

 停電の影響を受けたのはマンハッタンビーチ、ハモサビーチ、トーレンス、ガーデナ、レドンドビーチ、ホウソン、イングルウッドなどのエリア。これらのエリアでも停電の影響を受けていない地域もあるという。
 南カリフォルニアエディソン社によると停電が起きたのは同日午前5時40分ころ。原因は不明だという。
 この停電の影響でトーレンス市にある製油所から火が燃え上がり、同施設は閉鎖された。一時、施設周辺の道路は閉鎖されたが間もなく解除された。トーレンス消防局によると同施設でも午前5時40分頃におよそ20分間にわたり停電が発生していたという。
 トーレンス市は、地域住民に対し、窓を閉め、室内や安全な場所にとどまるよう警告を発令したが、午前7時半ころに警告は解除された。
 トーレンス統一学校区は同日閉鎖された。
 同社によると、午前8時ころまでに停電は復旧したという。
 同製油所は以前はエクソンモービルが所有していたが、今年7月にPBFエナジー社が買収した。1日の原油処理量はおよそ15万5千バレル、年間およそ18億バレルで、約750エーカーの施設内に600人以上の従業員が働いている。これまでのところけが人などは報告されていない。【吉田純子】

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