鹿児島ファンデーションの山口会長(右端から)から祝金を受け取ったウシロガタさん、ヤマグチさんと受領者の進学を祝福する小田会長
宝拾いゲームを楽しむピクニック参加者たち
同県人会は今年で118年目を迎えた。小田会長は「世代を超えて友情を育み、みんなでピクニックを楽しみましょう」とあいさつした。
毎年ピクニックでは同県人会から独立して設立された非営利団体「鹿児島ファンデーション」から、同会メンバーの高校卒業生に祝金を贈呈している。今年の受領者でピクニックに参加していたカナミ・ウシロガタさんとサマンサ・ケイコ・ヤマグチさんの2人に、同ファンデーションの山口弘会長から祝金が手渡された。
日本民謡を披露した竹嶺会のメンバー
ヤマグチさんはカリフォルニア大学サンディエゴ校の医学部に進学予定で将来は医師を目指す。「ピクニックには何度も参加していますがメンバーみんながフレンドリーなので毎年楽しみにしています」と話し、今年も満喫したようだった。
同ファンデーションでは18歳から25歳までの学生を対象とした鹿児島短期研修も実施しており、毎年県人会のメンバーから2、3人を選出し、夏に約2週間の日程で先祖ゆかりの鹿児島県を訪れる。費用は同県人会のメンバーからの寄付で成り立っている。今年は応募者がいなかったため来年に期待したいと山口会長は話した。
ピクニックに参加していた鹿児島からの留学生の志々目さん(右)と友人の石黒みずほさん。手に持っているのは同県人会の創立110周年記念誌
昼食では弁当やかき氷のほか、「新撰組グループ」が提供する出来立てのバーベキューに参加者は舌鼓を打った。
昼食の後の余興では日本民謡の竹嶺会、日本舞踊の菊田会、LA歌謡クラブや参加者によるカラオケ、かるかんコーラスがそれぞれパフォーマンスを披露し、ピクニックを盛り上げた。
運動競技も行われ、子どもたちのためのゲームのほか、シニアを対象とした宝拾い、ラジオ体操、ゲートボール競技なども行われ、参加者は親睦を深めた。【吉田純子、写真も】