ロサンゼルス北東、サンゲーブル山系にあるウィルソン山天文台付近で10日朝、山火事が発生し、ロサンゼルス郡シェリフ局によると、同日正午までにおよそ30エーカーが焼失した。【吉田純子】

 森林局によると山火事は同日午前4時半頃に発生。これまでのところ同天文台には避難命令が出された。
 出火原因はこれまでのところ分かっていない。
 LA郡消防局の消防隊員のほか、エンジェルス国立森林公園の職員およそ500人が消火作業にあたっている。
 地元テレビ局によると、山火事の炎や煙はフリーウエー#210のパサデナ付近走行中の車からも確認できるという。
 同エリアでは2009年にも16万エーカーが焼失する大規模な山火事が発生している。
 一方、北カリフォルニア各地で発生している山火事は、17日朝までに24万5千エーカーが焼失。加州消防局によると、山火事はソノマ郡、ナパ郡など北加12カ所で延焼を続けており、1万1千人の消防隊員が消火作業を行っている。
 山火事により少なくとも41人が死亡。住宅などおよそ6700棟が全焼し、加州の歴史上、もっとも被害が大きな山火事となった。

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