ベル・エア地区で発生している山火事を受け、非常事態宣言に署名するロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長(ロサンゼルス市提供)

 ベル・エア地区で6日午前5時頃、山火事が発生し、同日午後4時までに475エーカーが延焼。ロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長は非常事態を宣言した。【吉田純子】

 「The Skirball Fire」と名付けられた山火事はフリーウエー#405とマルホーランド・ドライブ付近で発生。ガーセッティー市長によると、同日正午までに少なくとも住宅4棟が全焼。負傷者は確認されていない。
 鎮火の兆しはみえておらず、消防隊員およそ500人が出動し、消火作業が行われている。マルホーランド・ドライブ南側、フリーウエー#405の東側、サンセット・ブルバードの北側、ラスコメラー・ロードの西側の地域では避難命令が発令された。
 ロサンゼルス市消防局によると、季節風と乾燥が影響し火の手は拡大。フリーウエー#405の東側の地域で火は燃え広がっている。同フリーウエー西側には観光地としても知られるゲティ・センター美術館があり、同日は休館となった。付近の学校も同日、休校措置がとられた。
 山火事の影響でフリーウエー#405の南北両車線のフリーウエー#10とフリーウエー#101までの区間が閉鎖された。
一方、ベンチュラ郡で発生している山火事は6日までに延焼面積が6万5千エーカーに拡大。同郡消防局によると、少なくとも建物150棟が全焼した。

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