藤間勘須磨社中とともに街頭音頭を踊る新女王のアリス・マリナ・アマノさんとコートたち

 小東京を舞台に繰り広げられた今年の二世週祭が19日の街頭音頭をもって閉幕した。今年は熱波の影響で特に暑い夏を迎えたが、暑さにも負けず1カ月にわたって行われた二世週祭に今年も多くのボランティアが参加し、祭りを成功へと導いた。「ジェネレーション」をテーマに行われた今年の二世週祭―。さまざまな世代が訪れ、閉幕の音頭にのって伝統を引き継いだ。【吉田純子、写真も】


今年の音頭ダンスの振付けを担当した藤間勘須磨師(右)と娘の勘須都師
 街頭音頭は桃源太鼓の太鼓演奏とともに始まった。今年の音頭ダンスの振付けは藤間勘須磨師が担当。同師の娘の勘須都師が先頭に立ち勘須磨社中をリード。街頭音頭に着物姿で訪れた勘須磨師は、社中の動きを終始確認し、見守っていた。
 コロネーションボウルで新女王に選ばれたアリス・マリナ・アマノさんとコートたちと勘須磨社中が街頭音頭の先頭に立ち、南加地区で活動する日本舞踊の各社中や日系諸団体が続いた。
 浴衣姿のちびっ子から大人まで、老若男女が「ちゃっきり節」から「小東京音頭」、「安里屋ユンタ」、「炭坑節」など二世週祭定番の曲に合わせて踊りを楽しんだ。
 コーリー・ハヤシ実行委員長は「たくさんの人の支援のおかげで今年も無事閉会式を迎えることが出来た」と来場者に感謝の言葉を述べた。
 18、19両日は小東京を中心に日本文化を紹介する各種展示などが開催された。18日には日米文化会館(JACCC)ノグチ広場の特設ステージでギョウザ早食い競争が行われ、強豪選手らが熾烈なバトルを繰り広げた。18、19両日にわたってJACCCでは、小笠原流煎茶南加支部の冷茶点前や米国書道研究会の書道展、日本の伝統手芸の刺し子(ニードルクラフト)展、盆栽展が行われた。また小東京タワーズの1階ではUS101フォトクラブの写真展も開催された。

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