「人口の減少、高齢化が進む日系社会には団結が不可欠」「定期的に諸団体が集まり、連絡会議を持つ」「協力体制を整え、イベントの主催団体を他団体が支える」など、おおまかな目標を立てた。これらを各団体に持ち帰って、協力の輪を広げるといい「日本が新しい天皇を迎え、日系社会が再びまとまるいい機会にしたい」「令和にあやかり、日系社会が力をつけよう」などと、意欲を示している。
南加日商会頭の川田薫さんは「新しい時代を祝うことによって日系社会の一致団結につなげたい。関係団体が横につながることが、社会にとって一番の強みになる。日本人として、新しい時代を祝うのは当然。お祝い事は、めでたいので団結しやすく、反対する人などいない」と力説する。
即位を祝う日系社会を挙げての式典開催も議題に上った。10月22日に開かれる即位の礼ころを予定し、日本と同時期に開
総領事館によると、7日正午までに約130人が記帳を済ませたという。楠本幸朗さんと谷岡歩美さんは、バーバンクの勤務先から昼休みを利用して訪れた同僚。楠本さんは「天皇の即位は一生に1度か2度しかないことで、離れて暮らしていても日本国民なので祝いたかった」と話し「新しい時代に入り、天皇と皇室が国民により近い存在に感じるようになった。天皇制は世界でも日本唯一のものなので、これからも続いてほしい」と希望した。山岡さんは「せっかくの記帳できる機会なので、お祝いしたい気持ちになり来た」という令和の新時代に思いを込め「私と同じ世代の人が、楽しく仕事ができる日本になって、いい時代になってほしい」と語った。
南加県人会協議会会長のハッピー水谷さんは、天皇の代替わりについて「日本人にとっては、ものすごく大きな出来事。象徴の天皇は日本人にとって特別で、日本の中心的な存在だと思う。新天皇と雅子皇后は、とてもすばらしい方なので、前天皇と同じように日本のために頑張っていただきたい。前天皇陛下には『お疲れさまでした』と言いたい」と述べた。元号制は「大正、
総領事館で行われている天皇の即位を記念した一般の祝賀記帳は6日に始まリ10日までで、受け付け時間は午前10時から午後4時。記帳の際には、ビル1階のロビーの案内所で入館手続きが必要で、運転免許証やパスポートなど写真付き身分証明書を必ず持参し、案内所では来館目的が「記帳」(sign a Book of Congratulations)であることを伝える。帳簿には、記帳者の住所と名前のみでメッセージ欄はない。祝賀献上品は、受け付けない。帳簿は受け付け終了後、天皇陛下の下に届けられるという。
電話213・617・6700。
【永田潤、写真も】