ジャパンナイトは、日本や日本の伝統文化、芸能、ポップカルチャー、観光などを紹介する夏恒例のイベント。日系社会から大挙してファンが押し寄せ、年々賑やかさを増している。
外野の入場門前では「LA太鼓一座」が力強い演奏で、開門を待つファンを出迎えた。二世週祭からは女王とコートらが参加して愛嬌を振りまき、祭りへの参加を呼びかけた。同祭実行委員長のデイビッド・ヤマハタさんは「日本人のマエダと日系人のロバーツ監督に会えてとても興奮した。われわれが大きなモニターに映し出されて、二世週祭のいいプロモーションになった」と述べた。
米国歌は、ロックミュージシャンのMIYAVIがギターを演奏。終盤にはテンポを遅らせしみじみと聴かせると、歓声が起こった。試合前の選手の練習が終わると、ドジャースのダッグアウトの上で自身の曲を披露するミニライブを行いファンを喜ばせた。
大坂は、自身と同様にハーフ日本人を誇りとし、日本をこよなく愛するドジャースのロバーツ監督と並んで国歌を聴いた。昨年の全米オープンを日本人で初制覇した時のビデオが流され、大きな拍手の中で手を振ってマウンドへ向った。投じた一球はノーバウンドで捕手役を務めた前田投手のグローブに収まり、大きな歓声に右手を突き上げ喜びを表現した。
大役の始球式「とても光栄」
全米連覇と東京五輪に意欲
大坂なおみ
2020年の東京五輪には、日本代表として出場し日本のために金メダルを取ることを目標にするだけに、質問が集中した。「来年だけど、もうみんなが興奮していると思う。オリンピックは、すべてのスポーツ競技のすべてのアスリートにとって一番大きな大会なので、金メダルの獲得はすべてのアスリートに共通していると思う」と語った。
来月の全米オープンは前年度の覇者として臨むが「グランドスラムにディフェンディングチャンピオンとしてプレーするのは初めてだけど、(得意のハードコートの)サーフェスでいいプレーがしたい。USオープンまでに二つの大会があるので、練習をしっかりして備えたい」と意欲を示した。