デルタ航空は6日から、ロサンゼルス国際空港(LAX)の搭乗ゲートで顔認証システムを導入した。現在運用が開始されたのは1カ所の搭乗ゲートのみだが、今後ほかのゲートでも導入される予定となっている。【吉田純子】

 デルタ航空はLAXのターミナル2に位置する。
 顔認証システムは搭乗ゲートに設置され、カメラがとらえた搭乗客の顔写真データが税関・国境警備局(CBP)や運輸保安庁(TSA)が収集した搭乗客の名前やパスポート情報などのデータと照合され、一致すれば搭乗が許可される仕組み。プライバシー保護のため、搭乗ゲートで収集された顔写真データを航空会社が保有することはないという。
 従来の搭乗ゲートでの手続きと比較すると、顔認証システムを導入することで1人あたり2秒、全体では平均して9分の時間短縮につながるという。
 今後、LAXに全21カ所ある同社の搭乗ゲートのうち、13カ所で順次導入される予定となっている。

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