同じく発起人の1人の鶴亀彰さんが、これまでの会の活動と今後について説明した。会報を3号発行、次号は4月1日を予定し「ちゃらんぽらんの会にしては、結構まじめに活動しているのでは」と控え目に胸を張った。作品の投稿を呼びかけ「誰でも書ける。みんなで作る『かわら版』なので、日々の生活の中で思うこと、感じることを書いてもらいたい」と求めた。会の趣旨を力説し「皆さんが楽しむことができるイベントをやりたい」と抱負を述べた。
親睦会では参加者56人が弁当を広げ、歓談を楽しんだ。自己紹介し、現在住む町や出身県を話したが、やはり同郷と知ると話は弾んでいた。クイズとゲームに興じて一喜一憂し、会は盛り上がった。リタイヤした会員の多くが趣味を謳歌しており、自身が所属する短歌や詩吟、川柳、川柳絵手紙、将棋、麻雀、男声合唱団、健康体操などの同好会について説明したり、キルトの大作を披露するなど、仲間を増やそうと紹介に努めていた。
会員の多くが川柳をたしなんでおり、会の発起人の1人の雲田康夫さんの発案で、人生経験豊富なシニアに最適な川柳のおもしろさを知ってもらおうと第1回LA川柳グランプリを日本から第16代川柳・尾藤川柳氏を招き3月7日にガーデナで催す。作品のテーマは「アメリカ」で、80人を募集し知恵を絞ったユニークな作品の投稿、グランプリへの参加を呼びかけている。
雲田さんは会の立ち上げ後に闘病生活に入り日本で治療していたが、先月末に亡くなった。鶴亀さんによると、会員は悲しみの中、「雲田さんの遺志を継ごう」と、川柳グランプリの成功へ向け気持ちを一つにしているという。
次の親睦会は、10月に開く予定で参加と入会を呼びかけている。次回は多芸多才な会員の隠れたタレントを披露するショーを計画しているという。
会への連絡は、電話310・347・7300。メール―
charanporanusa@gmail.com
【永田潤、写真も】