アジア系米国人の劇団として評判の良い「イーストウェスト・プレーヤーズ」は、オンラインで「Crazy Talented Asians」という番組を見るように勧めている。2019年に発表されたライブイベントのパフォーマンスをまとめた映像だが、「クレイジーな才能のアジア人」という題名が物語る通りの内容だ。間違いなくクレイジーで楽しいひと時を過ごせる。ウェブサイト―
eastwestplayers.org/ctaathome/
「ビジュアルコミュニケーションズ(VC)」は、50年にわたって映画製作者を支援し鼓舞してきた由緒ある非営利団体。オンラインでコミュニティーを題材にした映画を見る機会を提供している。「VCクラシック」と題されたシリーズ、デジタルヒストリー制作プログラムの一部として作成された高齢者向けの映画、若いアーティストのためのプロジェクト「Armed with a Cinema」で作られた映画を見ることができる。毎週、さまざまなテーマ、トピック、スタイルを取り上げた映画のコンテンツを公開している。最近オンラインストリーミングで紹介された注目作は、新進作家の作品を厳選した「American Me」。同団体のエグゼクティブ・ディレクターのフランシス・キュラードさんが「アメリカらしさのすべてが詰まっている」と評す作品だ。
全米日系人博物館(JANM)は臨時休館中だが、バーチャルプログラムでの実施に変更したガラ&オークションや、ワークショップ「tea & letter writing: to our elders」を開催するなどバーチャルプログラムを提供している。次は25日から、ZOOMを使った3回のオンラインセミナー「Discover Your Japanese American Roots」を実施する。参加者が祖先の故郷を探索し、家族の文書にアクセスし、家紋のルーツを特定する方法を学び、日系人のルーツに迫るという内容だが、残念ながらすでに定員100人に達し申し込みは締め切られた。だが、29日開催の無料ウェビナー「Wellness While Safer at Home」はまだ申し込みを受け付けている。申し込みはウェブサイト(publicprograms@janm.org)から。他にも同館のウェブサイトにはさまざまな興味深い読み物や、他のウェブサイトへのリンクを発見することができるので、ぜひのぞいてみてほしい。ウェブサイト―
www.janm.org/
日米文化会館(JACCC)は、俳句チャレンジコンテストを開催している。俳句の言語は問わないので英語、日本語、スペイン語などで応募できるが、できれば英語の訳を添えてほしいとしている。提出締め切りは毎週水曜日の午後5時。名前と居住都市名を添えて、提出先はメール(haiku@jaccc.org)または電話・テキストで626・789・5269まで。入選句は、ウェブサイト、ソーシャルメディア、およびJACCCニュースレターに掲載される。
同館はまた、小東京近辺で受信できる日本語、英語、韓国語、スペイン語のポッドキャスト(インターネットラジオ)を開始した。20分ほどの番組は2週間ごとに更新され、「ラジオ体操」「季節の移り変わりの俳句」「地元のミュージシャンの音楽演奏」「元のニュース」「季節の移り変わりの俳句」などを放送している。この放送は、インターネットがなくても、電話で聞くことができる。番組の冒頭に「ラジオ体操」を聞くことができるので、運動不足の体を動かすには最適。現在配信中の第1回は俳優ジョージ・タケイさんが話す自宅での過ごしかたなどのメッセージが聞ける。「テルテル坊主」の歌声まで聞けるタケイさんの楽しいメッセージは必聴だ。ウェブサイト―
sustainablelittletokyo.org/projects/little-podcast
電話は(日本語)857・385・7319、(英語)857・385・7066。
インターネットでは日本語(tinyurl.com/LTPodcastJpn)と英語(tinyurl.com/LTPodcastEng)で聞くことができる。
【エレン・エンドウ、訳=長井智子】