キトウさん(左)から弁当を贈られたLAPDの2警官
女性警官(右)に弁当を手渡すキトウさん
 小東京防犯協会(LTPSA、ブライアン・キトウ会長)は16日、ロサンゼルス警察へ感謝の気持ちを込めて、セントラル地区を巡回するすべての警察官に無料の日本食弁当を提供した。弁当はカリフォルニアロールと赤鯛のグリルで、さまざまな日系企業と、日本食レストラン、ボランティアの寄付と奉仕によって実現した。

 小東京で30年ボランティアを続けてきたキトウ氏は、「新型コロナウイルスとBLM(黒人差別反対運動)の暴動のため今年は警察をはじめ誰にとっても特に大変な年となっている」と心境を述べた。キトウ氏は、スコット・ハレルソン署長に宛てた手紙で「小東京地域の警察官にコミュニティーに感謝を示すとともに、弁当を楽しみ士気を高めてもらえたらと期待する」とつづった。

自らが経営する風月堂の和菓子を盛りつけるキトウさん
 弁当は午前のシフトの警官と夕方のシフトの警官に共に行き渡るよう、昼と夕の2回のピックアップタイムを設けて約120食が提供された。
 同協会は先日、地元を管轄する消防署の隊員にも同様の弁当提供を行った。今回の主な協力企業と団体は日本食卸業MTC(Mutual Trading Company)と、ミツルグリル、スシテリ、酒道場、風月堂、小東京防犯協会、交番。魚は、魚介類卸のヒロ・フィッシュが提供した。

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