小東京に完成したテラサキ武道館
 リトル東京サービスセンター(LTSC)は10月10日(土)午後6時から、組織の40周年を祝うバーチャルガラ祝賀会を開催する。ガラのテーマ「Better Together」は、組織の活動を強化するコラボレーションの精神を祝うものだ。

 祝賀会はこれまで40年にわたり小東京、高齢者、家族の育みを支援し、コミュニティーを構築してきたLTSCのプログラムの多様性を際立たせ、ビジョンを共有する。LTSCのプロジェクトで先月完成した多目的施設「テラサキ武道館」の開館を、日系コミュニティーのメンバーは待ちわびている。
 LTSCはこれまで5年ごとにフォーマルガラを開催してきたが、今年はパンデミックのため、祭典はオンラインで行われ、サイレントオークションを含め、すべての人が祭りの夜に参加する機会が与えられる。
 「今ほど、小東京とコミュニティーへの支援が重要な時期はこれまでになかった」と、LTSCのエリック・ナカノ所長は言う。「このガラは、変化を起こしたいと切望する人々を集めるエキサイティングなイベントだ。パンデミックが収束した後も、私たちが支援する最も弱い立場にある人々—低所得の家族、高齢者、ホームレス状態にある人—は、数年間は大きな課題に直面するだろう。LTSCは、今後もサービスとプログラムの提供、手頃な価格の住宅の建設、新しい取り組みの創出に取り組んでいく」
 当日は、長年にわたりLTSC理事、教育者、コミュニティー活動家として社会変革に携わり生涯をかけてコミュニティサービスに貢献するアラン・ニシオ氏を顕彰する。また、ロサンゼルス郡第1地区のヒルダ・ソリース委員を、地区の人々への思いやりとLTSCのプログラムへの支援に対して表彰する。さらに、その情熱と創造的な知性が今もLTSC組織の活動に刺激を与え続けている前所長の故ディーン・マツバヤシ氏に特別な敬意を表する。他にも多くのゲストや音楽エンターテインメントを予定している。
 参加は無料だが、LTSCでは出席希望者は10月1日までに登録を済ませ、100ドル相当の小東京ギフトカードセットの抽選に当たる機会を獲得することを勧めている。
 仮想ガラでは、ゲストは仮想の乾杯を送ったり、仮想の名誉テーブルに座ったり、賛辞のメッセージを書いて送信をしたりすることができる。
 現在、スポンサーとして、アラタニ財団、シティ・ナショナル・バンク、バンク・オブ・アメリカ・チャリタブル・ファンデーション、バーカーマネージメント、MUFGユニオンバンク、キース&セセリア・テラサキ・ファミリー・ファンデーション、ウォルトン・コンストラクション、JPモーガン・チェース、ネイバーワークス、サンフランシスコ連邦住宅ローン銀行、ジェネシスLAが協賛している。スポンサー登録はさまざまなレベルでまだ申し込み可能である。
 出席の申し込みとスポンサーシップレベルの申請はウェブサイトから。  
 www.LTSC.org/40thAnniversary

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