同日行われたロサンゼルス市議選挙で今年は、任期満了により空席になった区が計6議席もあることから、市議会内に新たな顔ぶれが増えた。一方で選挙は混戦模様となり、1区、9区、13区では過半数を獲得する候補者がおらず、決選投票になる。
 ガーセッティー市議の任期満了にともない、空席となった13区にはもっとも多い12人が立候補した。うち4人が二ケタを獲得するなど混戦模様となったが、最終的には18・44%を獲得したミッチ・ファレル氏と、16・47%を獲得したジョン・チョイ氏の2人による決選投票となった。ロサンゼルス消防局の副本部長で、韓国系の孤児としてアフリカ系家族に育てられたエミル・マック氏は3・5%と惨敗した。
 また、ジャン・ペリー市議の任期満了により空席となった第9区では、ロサンゼルス市警察の副本部長で、日系3世のテリー・ハラ氏をはじめ7人が立候補したが、カレン・プライス上院議員が27・22%、第14区ホゼ・ウイザー市議の首席補佐官を務めたアナ・クーバス氏が23・96%を獲得し、決選投票へ持ち越された。ハラ氏は11・61%と及ばなかった。
 任期満了となったエド・レエス議員の第1区では、ギルバート・セディーロ下院議員が49・37%を獲得したが、50%に満たず、このまま数字に変更がなければ、43・28%を獲得したホゼ・ガーディナ氏と決選投票となる。
 また、がん治療に専念するため辞任を表明していたビル・ローセンダール氏の第11区では、同氏の副主任を務めていたマイク・ボニン氏が、また任期満了となるデニス・ザイン市議の第3区はボブ・ブラメンフィールド下院議員が、さらに第7区のリチャード・アラコーン市議の任期満了後の空席にはフェリペ・フエンテス下院議員がそれぞれ当選した。
 第5区のポール・コレツ議員と第15区のジョー・ブスカイーノ市議はそれぞれ再選を果たした。

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