5月に入っても日本人大リーガーの活躍が著しい。6日に更新されたMLBの公式サイトで、両リーグの新人王候補を挙げている。目利きの専門家38人が投票したところ、ナ・リーグ1位がカブスの今永、2位はドジャースの山本。日本人2投手が首位を争うのがうれしいが、選出されるのはただ1人。同じリーグに属すのがもったいない気がしてならない。
 今永は開幕から5連勝で、7日は惜しいところで6勝目を逃したが、ここまで運も味方に付け無敗、防御率はなんと1・08でリーグトップ。サイトは6日までの防御率が驚愕の0・78だったことを紹介し、大リーグで最高の投手の1人と評している。ちなみに今永の契約内容は4年総額5300万ドルといわれ、米メディアはカブスにとっては「お買い得」だったと評価した。1千万ドルを超える年俸でこう表現されるのだから、メジャーの給料が高額なことには驚く。
 一方の山本が投手史上最高額の12年総額3億2500万ドルで契約を交わした際には、「まだメジャーで1球たりとも投げていないのに…」と驚く声が多く聞かれたが、日本人ファンとして心配でならなかった。そして案の定、メジャーデビュー戦で滅多打ちに遭ってしまった。だが、その後は本来の調子を取り戻して勝ち星を重ねている。7日も好投して地元初勝利をファンにささげてくれたことにホッとしている。
 そして、もちろん彼を忘れてはならない。プロスポーツ史上最高とされる10年7億ドルで契約し、米主要メディアから「歴史的」と報じられた大谷だ。今季は絶好調で、7日までのナ・リーグ打撃成績は打率3割6分5厘、本塁打11、安打54、二塁打14、塁打104、長打率0・696、OPS(出塁率と長打率の合計)1・131と、7部門でトップ。首位に2打差の打点32は2位だ。日本人初の三冠王に期待は膨らむ。
 来季の二刀流復活に向け軽めの投球練習を始めているが、無理をしないでほしい。また、今季終盤には外野の守備に着くという期待もあるが、それもよして打者に専念してほしい。2年連続の本塁打王とMVP、三冠王を見てみたい。(永田 潤)

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です