加州教育局がこのほど発表した統計によると、全米で第2の規模を誇るロサンゼルス統一学校区(LAUSD)の2011年―12年度高校卒業率が前年度の64・8%から66・2%に上昇し、中退率が22・6%から20・3%に低下したと発表した。
 統計は、2008―09年度に9年生に進学し、2012年に卒業した学生を対象にしている。
 卒業した学生を人種別に見ると、アジア系の85・2%が最高で、次いで白人の70・7%、ラテン系の65・5%、アフリカ系の60・6%の順だった。中退はそれぞれ、アフリカ系が24・7%、白人が21・1%、ラテン系が20・1%、アジア系が9%だった。
 一方オレンジ郡の卒業率は前年度の85・6%から85・3%と低下したが、中退は9・5%から9・1%へと改善を見せた。
 またロサンゼルス郡内全体では、卒業率が73・7%と前年度から1%上昇。一方中退は14・9%で前年度の16・7%から1・8%低下した。
 高校卒業率増加は州規模でも表れており、加州全体の卒業率は前年度から1・4%上昇の78・5%だった。特に、アフリカ系やラテン系学生の卒業率上昇が見られ、中退は13・2%で前年度から1・5%低下した。