7月1日、初の韓国系市議として就任宣誓するデービッド・リュー氏
7月1日、初の韓国系市議として就任宣誓するデービッド・リュー氏

 ロサンゼルス市議会の第4区議員選の投票結果が20日、明らかになり、
7・71%の差で、ヘルスセンターディレクターのデービッド・リュー氏(39)が当選を果たし、初の韓国系議員の誕生となった。7月1日に市庁舎で就任宣誓を行う予定。

 シャーマンオークスからハリウッド、グリフィスパーク、ハンコックパーク、ミラクルマイルを管轄区に含む第4区議員選は、2001年から議員を務めるトム・ラボンジ氏の任期満了に伴い、19日に行われた。
 20日の市事務局の発表によると、投票率14%の中、政治関連の背景をほとんど持たないリュー氏が53・85%を獲得し、エリック・ガーセッティー市長をはじめ、ハーブ・ウェッソン議長ら多数の現役議員から支持を得ていたラボンジ市議の首席補佐官キャロライン・ラムゼイ氏を打破した。「部外者」対「部内者」の闘いと言われ注目を浴びた選挙は、「部外者」の勝利となった。
 リュー氏はロサンゼルス市議会史上初の韓国系議員となり、1985年から1993年まで第13区の議員を務めた中国系のマイケル・ウー氏に継ぎ、2人目のアジア系議員となる。
 かつてイボンヌ・バーク郡参事(当時)の代理を務めたことがある以外、政治背景をほとんど持たないリュー氏は、選挙運動中に開発業者らからの資金援助をすべて断り、機密費を不正使用していたとしてラボンジ市議を非難。自身が市議に就任した際には、懸命に働く一般市民の常識を持って市庁舎で闘うとしていた。

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