七夕祭り、二世週日本祭が終わって、旧暦の7月7日に近くて二世週祭と重ならない30日に、恒例となった日蓮宗米国別院の七夕茶会が行われた。これで、一連の夏祭りも終わったということだろう。
 しかし、8月になってからの暑さは厳しかった。それまでが過ごしやすかっただけに余計にこたえた。立秋の後の厳しい暑さを残暑というが、まさしくそれだった。しかも、これまでになく蒸し暑かった。節水は分かっていても、汗を流したかった。やっと、平年並みの気温に戻ったが、眠いし何となく疲れを感じる。
 こんなとき、周りで話題に上っているのが、高齢者介護の問題。ボケてきて大変、身内がいなくて世話する人がないから、食事を届けてあげなければ、一人暮らしは無理だから施設に入居させるにはどうすれば等々。ソーシャルセキュリティーカード等の大事なカードや書類がない。再発行してもらうにはどうしたらいいか、サインができなくなってきているが、どうしたら…等々。しかも、取り巻く人たちの中には、事実を知らないで本人の誤った言動、盗られた、知らされなかった等を回りに言いふらして、一生懸命に関わっている人を陥れる人もいる。
 事実は明らかになっても、誤った事実で誹謗中傷にあうのは気持ちに残る。弱った気持ちで関わるのは、難しい。
 医者に診てもらう、手続きにどこかオフィスに連れて行く、その前にどこに行ったら手続きができるのか探すのにも手間と時間がかかる。関わっている人のストレスを思うと、他人事ではない。
 戦後に渡米して、身内もなく世話が必要になっている人たちが多くいる。その年齢に達したということだろう。
 関わらざるを得なくなった人たちが、こんな問題はどこが助けてくれる、それを解決するにはこうした方が、などの情報を得られるような互助体制ができないものかと思う。
 猛暑の中、祭りに参加し、熱中症で体調不良になりながらも高齢者と関わる。頑張っている人たちがいる。
 もう9月、日本では1日が一番自殺者の多い日だとか。心身の疲れからかもと分かる気がする。気温が下がって、たまっていた疲れも出る。【大石克子】

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