またガスの漏出が発見されたポーターランチにある南カリフォルニア・ガス・カンパニー(SoCal Gas Co)のガス貯蔵施設
またガスの漏出が発見されたポーターランチにある南カリフォルニア・ガス・カンパニー(SoCal Gas Co)のガス貯蔵施設

 大量のメタンガスが漏出し、米史上最大のガス漏出事故の現場となったロサンゼルス北部ポーターランチにある南カリフォルニア・ガス・カンパニー(SoCal Gas Co)のガス貯蔵施設で2日、新たにガスの漏出が発見されていたことが分かった。同社が6日、発表した。【吉田純子、写真も】

 同社によると、点検の際、ガスの漏出が見つかり、地下を通る直径およそ3インチのハイプラインから漏出が確認されたという。
 正確な漏出量は発表されていないが、同社によると漏出はごくわずかで、健康被害など人体への影響はないとしている。
 3日には修理が完了し、現在は正常な状態に戻っているという。
 メタンガスの漏出事故は昨年10月23日に発生。施設周辺の住民からは鼻血や頭痛などの健康被害が相次ぎ、ガス会社が費用を負担する中、多くの住民がホテルやレントハウス などに転居し、避難生活を送っていた。
 今年2月18に漏出の停止が発表されたがこの事故でおよそ10万7千トンのメタンガスが大気中に放出され、米史上最大のメタンガス漏出事故となった。

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